嘘のような本当の話
福島に住むAさんの話。
Aさん夫婦はこのところずっと体調が悪く、どこの医者に診て貰っても原因が分からなかったそうな
めまい、吐き気、頭痛、発熱、体のふるえ等、様々な症状がでた
風邪かとも思ったが薬を飲んでも全く良くならない
気分も落ち込み、悲観的になる。鬱っぽい
精神科も受診したが、原因が分からない。
そのうち、足を怪我したり、車の事故にあったり
不幸な事ばかり続く
そんな中、奥さんの体調が更に悪くなり命を落としてしまった・・・・
その後もAさんのほうはと言うと、相変わらず体調がよくない
以前よりも悪くなってる
げっそりとやせ細り表情もおかしい。険しくなってるというか目も虚ろで別人のようだ
その時、昔からの友人が彼にこう言った
「ひょっとして、何か霊的なものじゃないか?何かに取り憑かれてるとか・・・」
Aさんは霊的な物を一切信じないのでバカを言うなと突っぱねた
だが友人達はやはりAさんが心配なので、色々とつてを頼って霊能者の方とAさんを会わせた
今までAさんに起きた事や体調の事を伝え
Aさんを霊視するようにAさんをじっと見てその霊能者は言った
「先祖の霊が怒ってる」
Aさんも友人達も驚いた。どういうことか?
しかしAさんには心当たりがあるようだ
「お墓参り行ってないですよね?」
霊能者のその言葉にAさんは返す言葉がなかった。
どうやらAさん、もう10年以上も実家のお墓参りに行ったことがないらしい。
両親は若いときに他界。兄弟もいないので自分が墓守をしなければならないのだが。
霊能者が言うには、お墓がずっと放置されてて先祖が怒っているとのこと。
自分たちの存在を忘れないで欲しいと。
Aさんの出身地は宮城だが、福島に就職してからというもの一度も宮城に帰ってないらしい
霊能者に言われた通りにAさんは宮城にお墓参りに行くことにした
一人では不安だと友人も数人付いてきた
しかしAさん10年もお墓に行ってないので、霊園のある場所は分かるも、その中のどれが自分の家のお墓か思い出せない。
と言うか10年前に比べたら霊園も整備されていたり、お墓が増えているので当然だ。
だがAさん、霊園に着くと不思議なものを見た
空から一本の金色の光がある墓石に向かって射している
「あ、あそこだ」Aさんは言った
しかし、友人達にはその光は見えなかったという
その光が射している墓に言ってみると
確かに「○○家」 Aさんの先祖の墓だ。
そしてそのお墓。全く手入れがされておらず、
墓石は汚れ、鳥の糞や犬の糞まみれ、草は刈っておらず伸び放題、どこからか飛んできたのか空き缶やペットボトルも落ちている
悲惨な状況だったという。ゴミ屋敷ならぬゴミ墓石だ
友人はそれを見て「こりゃ先祖も怒るわ・・・」と呟いた
Aさんと友人達は丸1日かけてお墓を一生懸命掃除した
草も刈り、ゴミも片付け、墓石も磨き綺麗な状態にして、
最後はお花とお線香。お供え物をし、手を合わせて拝んだそうな
そして「また来ます」とお墓に向かって呟き帰宅
その夜Aさんは不思議な夢を見た
見たこともないメガネをかけた初老の男性と腰の曲がった老婆が自宅を訪れ深々とお辞儀をし、Aさんと目と目が合うと微笑んで去って行ったという
目が覚めてAさんは思った、夢に出てきたこの男性と老婆は自分の先祖なのだろう。
自分がお墓参りに来てくれて喜んでいるのだと・・・。
その日以来、不思議な事にAさんに起きていた体の不調は一切無くなったという
気分も明るく前向きになり、表情も明るくなったという
それからというもの、Aさんは盆と彼岸だけではなく、月に1度そのお墓に参ってるという。
以上。私が10代後半の時にバイト先の店長の友人の話です。
この話を聞いたのはもう10年前ですが、なぜか今でもずっと覚えている話です。
特にお盆の時期になるとこの話を思い出すんですよね。
やっぱりお墓参りは大事ですよ←
本当はお盆の時期にこの記事を書きたかったのですが、忙しくて更新する暇がなく今頃になってしまいました(^^;
やっぱり世の中には不思議な出来事ってあるんですね。
ちなみに私の場合、小さい頃から両親や祖父母に墓参りは絶対行けとうるさいくらい言われたので、
お墓参りに何年も行かないっていうのが信じられない(^^;
忙しいのは分かるけど、墓参りは無理にでも時間作って行くもんだと思ってるので。
皆さんもお墓参りは行きましょう(・Д・)ノ
長文失礼しました。